宗教ではないがスピリチャル(SBNR) | 公式サイト リコネクション・ジャパン

宗教ではないがスピリチャル(SBNR)

SBNR「精神の深まり」 X エックハルト・トール「いまここ」

思考の支配から目覚める

世界的なスピリチャルリーダーである、エックハルト・トール(Eckhart Tolle)。彼は、現代人の苦しみの根源を「思考との同一化」だといいます。私たちは過去にとらわれ、未来に不安になり、常に心の中で物語を繰り返しています。その物語の主人公である「私」という概念に縛られ、「いまここ」にある 命を見失っていると。

20年前に欧米で起きたムーブメント – SBNR(Spiritual But Not Religious)/ 宗教ではないがスピリチャル/は、まさにこの「思考の支配」からの解放を求める、惑星規模の目覚めの兆しかもしれません。

宗教という思考体系、教義という概念の囚われから離れ、人々は「ただ在ること」の本質へと立ち戻ろうとしています。

制度から存在へ

かつて宗教は、共同体に意味と秩序をもたらしました。しかしそれは同時に、「信じるべきこと」「守るべき戒律」「正しい生き方」という思考の枠組みを強固に築き上げもした。
(日本の古い社会制度と似ているね 💦)

エックハルトが語るように、真の心の豊かさとは、何かを信じること、信念、ではなくて。それは「いまこの瞬間への完全な気づき」であり、思考を超えた静寂の中にある「意識そのもの」 である気づき。

教会の影響が強い国、特に欧米で増え続けるSBNR層。アメリカで22%、ヨーロッパで38%に達する人々は、もはや信仰教義を暗唱することではなく、瞑想の中の沈黙、自然の中での呼吸、身体を通じた気づきの中に、真の精神性を見出しています。
ヨガや、マインドフルネス、さらにはアヤワスカなどの意識変容体験も注目されています✨

わたしたちは外側の教義を「信じる」のではなく、自分自身の体験や存在を「感じる」道を選んでいるということ。といっても おそらく すでに無意識に、自然に、それを生きている。(日本は、これから?)

日本の「空」という在り方

とはいっても・・・。
SBNRや、エックハルトの教えと同じ、「空」「無」「間」の概念は、すでに縄文時代から、日本にはあるのです。

禅が示す「不立文字」、言葉を超えたところにある真理。茶道における一椀の静寂。俳句の余白が指し示す、形なきものへの感受性。これらはすべて、思考を手放し、「ただ在ること」の中に溶け込むための実践。

神道の「惟神 (かんながら)の道」は、概念ではなく自然そのものへの畏敬。
山川草木悉皆成仏 (さんせんそうもくしつかいじょうぶつ)という仏教思想も、すべての存在に仏性を見出すこと、つまりあらゆるものが「いまここ」の、意識の現れであることを示唆しています。

日本人は長い歴史の中で、教義による支配ではなく、所作や場を通じて「存在の次元」に触れる術を磨いてきました。すごいこと!

瞑想- いまここ

SBNR的実践の中心にあるのは、瞑想、沈黙、自然との共鳴、すなわち「思考を観察する」実践です。エックハルトが繰り返し説くように、思考を観察できる存在こそが、「私」が探してやまない、ホントのわたし 。
ホントのわたしは、いつも在った。その気づきの空間の中で、私たちは思考の奴隷であることをやめ、純粋な意識として目覚めます。(メーテルリンクの青い鳥の物語みたいに、探し物はずっと目の前にあった🐦)

パンデミック後の世界で、うつや孤独が深刻化する中、人々が求めている、自分らしく楽になる解は、新しい教義やシステムにはありません。

それは「思考の嵐から離れ、存在の静けさに還る」ことにのみ、見出せること。

惑星意識としての「ただ在ること」

エックハルトは、人類が集団的なエゴの支配から目覚め、「新しい地球」へと移行する可能性を語ります。それは、個々人が「いまここ」に目覚めることから始まる、意識の進化です。

SBNR現象が示すのは、まさにその兆しではないでしょうか。国境を越え、文化を越え、宗教を越えて、人々は「自分は宇宙の中の一つの存在である」という根源的な気づきへと向かっています。

それは信念ではなく、リアルな体験
思考ではなく、在ること

気候危機も、パンデミックも、分断も、これらはすべて、思考に支配された人類が生み出した結果だとしたら。
解決の鍵は、新しい思考体系ではなく、思考を超えた意識の次元にあります。
地球という生命体と共鳴し、すべての存在とつながるには「惑星意識(プラネタリー・コンシャスネス)」、見える言語を超えた感性や価値観の共有をすること。

目覚めの惑星へ

SBNR時代の到来は、人類が集団として「ただ在ること」へと目覚め始めた証です。それは宗教の終焉というくくりではなく、真の霊性の始まり。思考の牢獄から解放された、「いまここ」という瞬間に気づけること。

それこそが、次の文明、地球意識(プラネタリア)のスタート。

エックハルトの言葉を借りれば、「あなたは宇宙ではない。あなたは宇宙を経験している意識そのものだ」。

この気づきが、一人ひとりの内側で腑におちるとき、地球全体が「ただ在ること」の意識の光に包まれるのです。

by 西川ロミ

*博報堂が出版しているので、いかにSBNRを、マーケットに組み込むか?という視点。個人的にはSpiritual をビジネスにしたときの、薄っぺらさは否めない。地球という惑星レベルでのSpiritual は、「日本語のスピリチャル」とは、紐付けされる意味が異なるので、たしかに訳しにくいのだけど。