何世代にもわたって、私たちは「やることの時代」を生きてきました。
動き続けることで成長を追い求め、「お昼までにどれだけ片づけたか」で自分の価値を測ってきました。
スピリチュアルの世界ですら、いつの間にか「やること」の言葉であふれていませんか?
波動を上げる、エネルギーを浄化する、望む現実をイメージする、一つにする、グランディングする……などなど。
そのどこかで、私たちは「努力=進化」と勘違いし始めてしまったのです。
私(*エリック)が、リコネクティブ・ヒーリング®伝え始めた初期のころ、すぐには全体像を理解できたわけではありませんでした。
私の手は、まるで自分の意図を離れて、何かより大きなものに導かれるように勝手に動き始めたのです。
最初の私は、多くの人がそうするように、それを理解しようとし、整理しようとし、さらには「もっと良くしよう」としました。
ほかのヒーリング実践者たちは、自分たちが慣れ親しんだ「意図」や「シンボル」「呼吸法」「イメージワーク」を重ねるよう勧めました。
私はそれらをすべて試しました……すると、結果は弱くなっていったのです。
そのとき、私は気づきました。
「自分が何かをする」ほどに、ヒーリングそのものの力が弱まってしまうということに。
この宇宙の意識の叡智のエネルギーは、
私の努力など、必要としていませんでした。
それらが要求していたのは、
「私のプレゼンス(在ること)」だったのです。
ただ〈気づくこと〉だけだったのです。
なぜ私たちは、プレゼンス 「いま、ここ/在る」から外れてしまうのか?
それは、私たちが「開かれた気づき」を、、何らかの努力を要するコントロールに置き換えるよう条件づけられてきたからです。
リコネクティブ・ヒーリング®ではよく、
「注意を向けたところに、エネルギーがいく」と言います。
アウェアネス(気づき)は、意識の場・フィールド全体を開くのです。
私たちがプレゼンスから離れてしまう、
あるあるの パターンをいくつか挙げてみますね。
参考になれば![]()
1. 「考えすぎてしまうこと」
マインドは、分析し、分類し、直そうとするのが大好きです。
「ただ在ること」を、終わりのない“プロジェクト”のように扱ってしまいます。
2. 「努力=前進だと思い込むこと」
「やればやるほど報われる」と教えられてきました。
人生が不確かに感じられるとき、私たちはリラックスして穏やかな知覚に戻るのではなく、さらに強く握りしめてしまいます。
3. 「結果を追いかけること」
次に起こることばかりにフォーカスするほど、「いま、ここ」から遠ざかってしまいます。
本当の調和・一貫性が存在できるのは、常に「今だけ」です。
4. 「思考がつくる物語と、本質の自分を一体化すること」
自分の物語 – 役割、信念、感情 – に執着し、「それを見ている存在」であることを忘れてしまいます。
5. 「感情に飲み込まれること」
感情が主役の座を占めてしまうと、明晰さは薄れていきます。
感情を“自分だ”と同一化せずに、そのまま見つめるとき、バランスが戻り始めます。
6. 「コントロールすること」
コントロールすることで、エゴは安全に感じます。
しかし、それは流れをせき止めてしまいます。
本当の強さは、人生がそのまま流れるのを許すところにあります。
by Dr. エリック・パール

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